ミュシャと云えば、ジュタドールのペーパーに使用されているような「女性像」や「広告ポスター」の印象が強いと思います。
しかしミュシャは、デザイナーとしての仕事だけではなく、
水彩画や油彩画、挿絵、彫刻、素描などの作品制作も多数行っていました。
今回は、その中からいくつかご紹介したいと思います!
■食器や宝飾品のデザイナー
ナイフやフォーク、食器など、生活に密着した実用品の素描です。
ミュシャは食器や宝飾品のデザイナーとしての顔も持っていました。
「生活の中に美の喜びを」という
アールヌーヴォーの理念の表明とも見える部分である。
ミュシャ装飾デザイン集(東京美術)より抜粋
■画家であり続けたいという気持ち
ポスター作家として人気が出た後も、常に正統派の画家でありたいという願いを抱き続け、幅広い分野で創造・活動表現を行います。
ポエジー(詩) 1894年 油彩・カンヴァス 65×45.5cm ミュシャ作品集(東京美術)より |
クオ・ヴァディス ミュシャ作品集(東京美術)より |
ポスター作家・版画作家としての印象が強いミュシャ。
少しその印象が変えられたらな!と思います。
おまけに!
現在、ミュシャ財団の公式ホームページから
ミュシャの線画が無料ダウンロードできるんです!
塗り絵として出ているようですが、
線画に合わせて、ジュタペーパーを切り貼りしていくのも楽しそうですね。
■Colour your own Mucha
http://www.muchafoundation.org/gallery/colour-your-own-mucha
連作 <四つの花-百合>
1898年(100×41cm)
作品紹介
* bag *
* Art board *
* Glass plate *
スタッフ 山﨑